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感想文ブログ

作品をもう観たという方に、私の個人的な解釈を伝える為の内容を溜めます。

傷物語Ⅰ鉄血篇 ネタバレ感想考察4

○少女
[原作 004章(54p~58P,60P~72P)]

 

目覚めた暦。自分がどこにいるかさえ解らずに一度外へ出た途端に炎上。
パワーダウンの影響で幼児化したキスショットに救われ、これまでの話を断片的に聞くこととなり、暦は人間から吸血鬼となった旨と、人間に戻れることを理解するまでのシーン。

 

157365:35:16:00周辺の数字の並びから新しい一幕がスタートします。
これは時間、分、秒、ミリ秒を表わしており、計算すると約17~18年となるので、暦の生きている時間の刻みと考えられるでしょう。そして死んだはずの暦の時間が動き出しており、ある種生き返ったという表現がなされています。
3/28。起きぬけの暦に牙は見受けられませんでしたので、まだ変貌を遂げている途中なのでしょうか。
ここで隣に寝ている少女と化したキスショットに気が付きます。必死に起こそうとする暦はキスショットの身体を揺らしますが、この時の質感が本物の子どもかと思うほどの精度となっていてかなりリアルに感じました。
起こす事を諦めた暦は部屋の外に出て、劇中冒頭のシーンへと繋がりますが、この時の暦のテンションと冒頭のテンションとが全く繋がっていないように見えたのは不可解でしたが、学習塾後を徘徊しているうちに焦りを覚えてというところで無理矢理納得しました。

 

場面は冒頭シーンの続きへと切り替わり、暦を助けるキスショット。派手なアクション中、キスショットも吸血鬼なので当然太陽光の影響で燃え蒸発しかけます。
なんとか助け出したキスショット。ここからキスショットの魅力が存分に表現されるシーンの連続となります。待ってましたと言わんばかりの「んっ!」、バルーンパンツをたくし上げる姿、頭を撫でられる姿等々。とにかく可愛らしいキスショットのシーンが続き、先程までの勢いを忘れ、気が綻んでいく感じでした
またここでは暦の腕時計が実写っぽいものになっていたり、キスショットと会話しているバックに富士山が見える意図、服の形状が変化しているなど、不思議に思うところが数点残りました。

 

歩きながらの会話中で聞ける暦の返答、「そう…なのか」に込められた気持ちに胸が騒いだり、キスショットからすると「死ねるのか?」という意で聞える「人間に戻れるのか?」という質問に名をかけて答える姿は事の顛末を知っているとかなり引き込まれる部分でした。

 

そしてそのために協力が必要な事をキスショットは説明し始めます。